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■ エマージング諸国の魅力

エマージング諸国の魅力は高度経済成長に伴って生活水準が上がり、平均寿命が伸び、富が蓄積されています。それを支えているのが急速に膨張している労働力(生産年齢)人口です。人口が増えれば消費と生産が共に拡大します。世界の人口の2/3はエマージング諸国に住んでおります。グローバル化時代の資産運用』より抜粋

■ エマージング諸国の投資戦略

エマージング諸国はカントリーリスク(下記参照)があり、下記の表のように非常に騰落が激しいので、まとまった資金を投資するのではなく、中長期で欧米のファンド会社のファンドを積立投資するのが、リスクを分散しながらリターンを狙えます。

ファンド会社 2009年09月〜
2010年3月
2008年11月〜2009年10月末 2007年11月〜2008年10月末
Baring Hong Kong & China 中国・香港 +7.2% +69.9% -60.4%
JF India インド +19.8% +70.3% -48.2%
Baring Eastern Europe ロシア・東欧 +24.7% +62.4% -56.0%
Templeton Latin America ラテンアメリカ +23.4% +73.9% -47.6%
Schroder Middle East 中東 +1.5% +16.9% -39.0%
DWS Invest Africa 南アフリカ +10.3% +80.5% N/A
Templeton Emerging Markets 新興諸国全般 +14.5% +46.7% -19.8%

■ エマージング諸国のカントリーリスク

大きな変化があるところに大きなチャンスがあります。しかし、その背景には大きなリスクがあります。現地で直接口座を開設して運用される場合は、システムリスク、オペレーションリスク、ブローカーリスクが伴いますので注意が必要です。したがって新興諸国への投資は欧米の大手ファンド会社を通じて取引をするほうがリスクは少ないといえます。

市場リスク 先進諸国の証券市場に比べて格段に時価総額が小さいので、わずかな資金の流出入で価格の変動が激しい
政治リスク 指導者の交代やクーデターなどによって法律や制度が一変することは頻繁にあり、宗教によっても法律や制度が左右されることがある。特に外国人投資家の保護は不徹底であり凍結なども起こる可能性がある
企業リスク 企業財務データが速報性と信憑性に乏しい上に経営者の個人的な資質が経営を左右しやすい
為替リスク エマージング諸国の通貨はハードカレンシーではないため、為替レートの変動が激しく、企業の業績に影響を与えることが多い。
システムリスク 取引の決済や登録に関わる業務が完全ではないので保管が完全ではない
オペレーションリスク 円からの投資は簡単だが、その逆は簡単ではない。実際に利益を国外に移動しようとすると管理当局の認可が必要、あるいは一定期間、売却できないことがある
ブローカーリスク 赤字の証券会社も多く、個人の財産権が確立されていないので証券会社が潰れると投資家の資金がどうなるのかわからない。インサイダー取引も横行しており、買い注文を受けたブローカーが顧客よりも先に株を売却して利益を得ること(フロントランニング)が起こることもある。顧客資金の持ち逃げもある